基金について

設立経緯

我が国のスポーツに起因する脊髄損傷のうち、ラグビーは、スキー、自転車に次いで発生が多いと報告されています。関わる重症外傷について、イングランド、南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンなど、リーディングユニオンでは基金を作り、チャリティ支援、寄附集め、リサーチ助成、長期的外傷統計活動など、多様な活動を進めています。
我が国では、ラグビープレイヤーであった山中伸弥教授のiPS細胞の研究を始め再生医療について進歩が著しいところです。しかし、ラグビー界においては最先端医療の恩恵を受けるためのシステム、情報ネットワークが構築されておりません。
本基金の目的は、ラグビー重症外傷への最先端医療推進を支援し、不幸にして重症外傷が発生した際に、選手が最先端の医療を受けるためのシステムと情報ネットワークの構築を具体化することを目指しています。公益財団法人日本ラグビーフットボール協会が本基金を創設することは、ラグビーワールドカップ2019日本大会のレガシーとして、国内外のラグビー界そしてスポーツ界に資するところ大であると考えています。

基金の目的

スポーツ界における最先端医療への研究支援推進の機運を醸成し、重症外傷が発症した際、選手が最先端の医療を受けるためのネットワークを構築することを通して、ラグビー競技の健全なる発達と社会文化の向上発展に寄与することをその目的とします。

活動の概要

  1. 最先端医療に関わる情報提供
    • 研究動向、研究支援成果の公表
    • 日本ラグビーフットボール協会内、他の委員会などとの連携
    • ホームページ等を活用したプロジェクトに関する広報
  2. 研究支援
    • 再生医療に関する研究動向の把握
    • 研究支援機関の推薦・調整
    • 報告会(シンポジウム等)の企画運営
  3. 関係団体との連携
    • World Rugby
    • World Rugbyが主催するInjured Player Charity Working Groupへの参加
      (他のユニオンにおける同様の基金活動に関する情報の収集と共有)
  4. 搬送支援システムの構築
    • 受傷者紹介システムの確立・運用
    • 搬送支援システムの検討
  5. チャリティー活動実施
    • チャリティー活動の企画運営
    • 協賛企業開拓に向けたアプローチ
    • 寄附受けプラットフォームの構築と管理

2025年度収支報告

2025年度の収支についてご報告申し上げます。
まず、R+MED基金としての期初残高は2億円、年間を通しての収入は、オンライン寄附によるものが、453,000円、会場でお預かりしたご寄附が401,816円、合計854,816円となりました。これらは全て基金に繰り入れを行っております。一方、R+MED基金としての活動経費として、1,141,403円を使用させて頂きました。主な用途としては、ホームページ制作、出展ブース用備品購入、パンフレット・ポスター製作・印刷などとなっており、このうち、ホームページの立ち上げなどいわゆる初期投資が約60%程度となっております。その結果、R+MED基金の期末残高は、199,713,413円となりました。

【2025年度収支】(単位:円)
R+MED基金 期初残高200,000,000
収入オンライン寄附453,000
会場寄附401,816
合計854,816
支出最先端医療に関する情報提供0
医療ネットワークの構築・整備0
臨床適用に関する研究支援(再生医療等を含む)0
普及啓発活動、募金活動に関わる運営費1,141,403
合計1,141,403
R+MED基金 期末残高199,713,413

今年度は2023年度以来の研究支援を再開すべく、寄附の目標額を300万円に設定し、会場出展などの活動をスタートしているところです。また、支部協会や都道府県協会、リーグワンその他、関係団体やチームなどとの連携を深めていくなど、ラグビー界全体で進める活動、ラグビーファミリー全員で選手を支える活動へ昇華できるよう、取り組んでまいる所存です。